【活用ガイド】

JVNDB-2017-006931

Apache Struts2 に任意のコードが実行可能な脆弱性 (S2-052)

概要

Apache Struts2 には、任意のコードが実行可能な脆弱性 (S2-052) が存在します。

Apache Struts2 には、Struts REST プラグインを使用している場合に XML ペイロードのデシリアライズ処理に起因する、任意のコードが実行可能となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.3 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Struts 2.1.2 から 2.3.33 まで
  • Apache Struts 2.5 から 2.5.12 まで

想定される影響

遠隔の第三者によって細工されたリクエストを処理することで、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
本脆弱性が修正されたバージョン (Struts 2.5.13 および Struts 2.3.34) へアップデートする。
なお、上記のバージョンには S2-050、S2-051 に対する修正も含まれています。

[ワークアラウンドを実施する]
開発者のサイトにて、本脆弱性を回避するための方法を提示しています。
詳しくは開発者が提供する情報を参照してください。

開発者のサイト
https://cwiki.apache.org/confluence/display/WW/S2-052
ベンダ情報

Apache Software Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-9805
参考情報

  1. JVN : JVNVU#92761484
  2. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2017-0033
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#112992
更新履歴

  • [2017年09月07日]
      掲載
    [2017年09月08日]
      対策:内容を更新