【活用ガイド】

JVNDB-2017-005881

PHP の ext/intl/msgformat/msgformat_parse.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PHP の ext/intl/msgformat/msgformat_parse.c は、ロケールの長さを制限しないため、サービス運用妨害 (スタックベースのバッファオーバーフローおよびアプリケーションクラッシュ) 状態にされるなど、C/C++ 用 International Components for Unicode (ICU) 内で不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 7.0.21 未満の 7.x
  • PHP 7.1.7 未満の 7.1.x

想定される影響

リモートの攻撃者により、msgfmt_parse_message 関数の過度に長い最初の引数を介して、サービス運用妨害 (スタックベースのバッファオーバーフローおよびアプリケーションクラッシュ) 状態にされるなど、C/C++ 用 International Components for Unicode (ICU) 内で不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-11362
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-11362
更新履歴

  • [2017年08月08日]
      掲載