【活用ガイド】

JVNDB-2017-005172

Dahua 製 IP カメラの Sonia ウェブインタフェースにスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Dahua 製 IP カメラ製品が使用している Sonia ウェブインタフェースにはスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

スタックベースのバッファオーバーフロー (CWE-121) - CVE-2017-3223
Dahua 社製の IP カメラ製品では、IP カメラを操作するウェブインタフェースやその他のサービスを提供する Sonia (/usr/bin/sonia) というアプリケーションが使用されています。
DH_IPC-Consumer-Zi-Themis_Eng_P_V2.408.0000.11.R.20170621 より前のバージョンのファームウェアに組み込まれた Sonia では、受信したリクエストを処理する際、 'password' フィールドのデータの長さを検証していません。遠隔の第三者から送信された、細工された POST リクエストを処理することで、スタックベースのバッファオーバーフローが発生する可能性があります。
この問題は、ファームウェア DH_IPC-HX1X2X-Themis_EngSpnFrn_N_V2.400.0000.30.R.20160803 で最初に特定されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Dahua Technology Co., Ltd
  • IP Camera ファームウェア

想定される影響

遠隔の第三者によって送信された、細工された POST リクエストを処理することで、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃が行われたり、当該製品上で任意のコードを実行されたりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

Dahua Technology Co., Ltd
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. スタックベースのバッファオーバーフロー(CWE-121) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-3223
参考情報

  1. JVN : JVNVU#97102517
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-3223
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#547255
更新履歴

  • [2017年07月20日]
      掲載
  • [2019年07月24日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2017-3223) を追加