【活用ガイド】

JVNDB-2017-004933

LAME などの libmpgdecoder.a で使用される mpglib の layer3.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

LAME およびその他の製品の libmpgdecoder.a で使用される mpglib の layer3.c の III_i_stereo 関数には、サービス運用妨害 (バッファオーバーフローおよびアプリケーションクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2017-11126 と同様の問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


LAME project
  • LAME 3.99.5

想定される影響

リモートの攻撃者により、"block_type == 2" の場合のコードで誤って処理される巧妙に細工されたオーディオファイルを介して、サービス運用妨害 (バッファオーバーフローおよびアプリケーションクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

LAME project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-9870
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-9870
  2. 関連文書 : lame: global-buffer-overflow in III_i_stereo (layer3.c)
更新履歴

  • [2017年07月11日]
      掲載

公表日2017/06/17
登録日2017/07/11
最終更新日2017/07/11