【活用ガイド】

JVNDB-2017-004595

FreeRADIUS の TLS セッションのキャッシュにおける認証を回避される脆弱性

概要

FreeRADIUS の TLS セッションのキャッシュは、認証されていないセッションの再開を確実に阻止することに失敗するため、認証を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


FreeRADIUS
  • FreeRADIUS 2.1.1 から 2.1.7
  • FreeRADIUS 3.0.14 未満の 3.0.x
  • FreeRADIUS 2017-02-04 より前の 3.1.x
  • FreeRADIUS 2017-02-04 より前の 4.0.x

想定される影響

リモートの攻撃者 (悪意のある 802.1X サプリカント等) により、PEAP または TTLS を介して、認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeRADIUS
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-9148
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-9148
更新履歴

  • [2017年06月30日]
      掲載