【活用ガイド】

JVNDB-2017-003633

OpenText Documentum Content Server におけるスーパーユーザ権限で任意のコードを実行される脆弱性

概要

OpenText Documentum Content Server は、SQL インジェクションに対する不適切な保護メカニズムを持っているため、スーパーユーザ権限で任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、2014-2513 に対する修正が不完全だったことに起因する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenText
  • OpenText Documentum Content Server

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、ユーザが作成した dm_procedure オブジェクトを伴う dm_bp_transition docbase メソッドの可用性を利用されることで、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenText
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. SQLインジェクション(CWE-89) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-7221
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-7221
  2. 関連文書 : CVE-2017-7221. OpenText Documentum Content Server: arbitrary code execution in dm_bp_transition.ebs docbase method
更新履歴

  • [2017年05月31日]
      掲載

公表日2017/04/25
登録日2017/05/31
最終更新日2017/05/31