【活用ガイド】

JVNDB-2017-003131

libxml2 におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

** 未確定 ** 本件は、脆弱性として確定していません。

libxml2 には、recover モードで使用される場合、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態にされる脆弱性が存在します。

なお、メンテナーは、Recover parsing オプションについて、少なくとも XML パーサに対しては手動でのリカバリにのみ使用されることになっていると述べ、本件に対し CVE が割り振られ、脆弱性とされることに意義を唱えています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


xmlsoft.org
  • libxml2 2.9.4

想定される影響

リモートの攻撃者により、巧妙に細工された XML ドキュメントを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNOME Project xmlsoft.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-5969
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-5969
更新履歴

  • [2017年05月16日]
      掲載