【活用ガイド】

JVNDB-2017-003102

OpenSSL におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenSSL には、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびクライアントクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 1.1.0d 未満の 1.1.0
日本電気
  • ESMPRO/ServerAgent 4.4.22-1以降 (Linux版)
  • ESMPRO/ServerAgentService 全バージョン (Linux版)
  • SystemDirector Enterprise
  • WebOTX Application Server Enterprise
  • WebOTX Application Server Express
  • WebOTX Application Server Foundation
  • WebOTX Application Server Standard
  • WebOTX Enterprise Service Bus
  • WebOTX Portal
  • Express5800 /SG 全バージョン

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

悪意のあるサーバにより、DHE または ECDHE キー交換のパラメータを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびクライアントクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenSSL Project 日本電気
  • NEC製品セキュリティ情報 : NV17-011
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-3730
参考情報

  1. JVN : JVNVU#92830136
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-3730
更新履歴

  • [2017年05月15日]
      掲載
    [2017年07月25日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日本電気 (NV17-011) を追加
    [2017年10月03日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報 (NV17-001) の更新に伴い内容を更新
    [2018年02月07日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報 (NV17-001) の更新に伴い内容を更新