【活用ガイド】

JVNDB-2017-003091

QEMU の hw/9pfs/9p.c の v9fs_create および v9fs_lcreate 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

QEMU (別名 Quick Emulator) の hw/9pfs/9p.c の (1) v9fs_create および (2) v9fs_lcreate 関数には、サービス運用妨害 (ファイル記述子またはメモリの消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Fabrice Bellard
  • QEMU

想定される影響

ローカルのゲスト OS の特権付きユーザにより、既に使用中の fid に関する処理を介して、サービス運用妨害 (ファイル記述子またはメモリの消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fabrice Bellard レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 有効なライフタイム後のリソースの解放の欠如(CWE-772) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-7377
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-7377
更新履歴

  • [2017年05月15日]
      掲載

公表日2017/03/28
登録日2017/05/15
最終更新日2017/05/15