【活用ガイド】

JVNDB-2017-002810

Linux Kernel におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の drivers/gpu/drm/vmwgfx/vmwgfx_surface.c の vmw_gb_surface_define_ioctl 関数は、特定のレベルのデータを適切に検証しないため、サービス運用妨害 (システムハング) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.10.7 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、/dev/dri/renderD* デバイスへの巧妙に細工された ioctl コールを介して、サービス運用妨害 (システムハング) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-7346
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-7346
更新履歴

  • [2017年05月01日]
      掲載