【活用ガイド】

JVNDB-2017-002233

MikroTik RouterOS の L2TP クライアントにおける暗号化されていない送信データを閲覧される脆弱性

概要

MikroTik RouterOS の L2TP クライアントは、リブート後に IPsec 暗号化を有効にしないため、暗号化されていない送信データを閲覧される、および L2TP サーバ上のネットワークへのアクセス権を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


MikroTik
  • RouterOS 6.83.3
  • RouterOS 6.37.4

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、送信データのパケットのモニタリングおよび L2TP シークレットを取得されることで、暗号化されていない送信データを閲覧される、および L2TP サーバ上のネットワークへのアクセス権を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MikroTik
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. セキュリティ機能(CWE-254) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-6297
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-6297
  2. 関連文書 : MikroTik RouterOS Security Vulnerability - L2TP Tunnel Unencrypted - CVE-2017-6297
更新履歴

  • [2017年04月05日]
      掲載