【活用ガイド】

JVNDB-2017-001985

複数の Microsoft  製品における重要な情報を取得される脆弱性

概要

複数の Microsoft 製品には、メモリの境界外から重要な情報を取得される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Microsoft Office の情報漏えいの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Office 2010 SP2 (32 ビット版)
  • Microsoft Office 2010 SP2 (64 ビット版)
  • Microsoft Office Web Apps 2010 SP2
  • Microsoft Office 互換機能パック SP3
  • Microsoft SharePoint Server 2010 SP2 上の Word Automation Services
  • Microsoft Word 2007 SP3
  • Microsoft Word 2010 SP2 (32 ビット版)
  • Microsoft Word 2010 SP2 (64 ビット版)
  • Microsoft Word for Mac 2011

想定される影響

リモートの攻撃者により、巧妙に細工された Office ドキュメントを介して、メモリの境界外から重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-0105
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-0105
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2017年3月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2017-0011
更新履歴

  • [2017年03月27日]
      掲載