【活用ガイド】

JVNDB-2017-001864

Microsoft Exchange Outlook Web Access におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

Microsoft Exchange Outlook Web Access (OWA) には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Microsoft Exchange Server の特権の昇格の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2013 SP1
  • Microsoft Exchange Server 2013 の累積的な更新プログラム 14
  • Microsoft Exchange Server 2016 の累積的な更新プログラム 3

想定される影響

リモートの攻撃者により、巧妙に細工された電子メールまたはチャットクライアントを介して、任意の Web スクリプトまたは HTML を挿入される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-0110
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-0110
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2017年3月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2017-0011
更新履歴

  • [2017年03月22日]
      掲載

公表日2017/03/14
登録日2017/03/22
最終更新日2017/03/22