【活用ガイド】

JVNDB-2017-001859

Microsoft Windows 10 および Windows Server 2016 の Device Guard における PowerShell スクリプトを変更される脆弱性

概要

Microsoft Windows 10 および Windows Server 2016 の Device Guard には、関連する署名を無効にせずに PowerShell スクリプトを変更される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Device Guard のセキュリティ機能のバイパスの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 10 Version 1511 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1511 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1607 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 Version 1607 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows 10 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 10 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows Server 2016 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows Server 2016 for x64-based Systems (Server Core インストール)

想定される影響

リモートの攻撃者により、関連する署名を無効にせずに PowerShell スクリプトを変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-0007
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-0007
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2017年3月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2017-0011
更新履歴

  • [2017年03月22日]
      掲載