【活用ガイド】

JVNDB-2017-001816

Microsoft Edge のスクリプトエンジンのレンダリングにおける任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Edge のスクリプトエンジンのレンダリングには、ブラウザでメモリ内のオブジェクトを処理する際に、現在のユーザのコンテキストで任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性」と記載されています。

本脆弱性は、CVE-2017-0010、CVE-2017-0015、CVE-2017-0032、CVE-2017-0067、CVE-2017-0070、CVE-2017-0071、CVE-2017-0094、CVE-2017-0131、CVE-2017-0132、CVE-2017-0133、CVE-2017-0134、CVE-2017-0136、CVE-2017-0137、CVE-2017-0138、CVE-2017-0141、CVE-2017-0150、および CVE-2017-0151 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.6 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Edge

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報をご確認ください。
想定される影響

攻撃者により、現在のユーザのコンテキストで任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-0035
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-0035
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2017年3月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2017-0011
更新履歴

  • [2017年03月21日]
      掲載