【活用ガイド】

JVNDB-2017-001627

SAP KERNEL の SAP メッセージサーバ HTTP デーモンにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

SAP KERNEL の SAP メッセージサーバ HTTP デーモンには、サービス運用妨害 (メモリ消費およびプロセスクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を SAP Security Note 2358972 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


SAP
  • SAP Kernel 7.21 から 7.49

想定される影響

リモートの攻撃者により、group パラメータの巧妙に細工されたサイズを伴う複数の msgserver/group?group= リクエストを介して、サービス運用妨害 (メモリ消費およびプロセスクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

SAP
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-5997
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-5997
  2. 関連文書 : [ERPSCAN-16-038] SAP Message Server HTTP remote DoS
更新履歴

  • [2017年03月10日]
      掲載

公表日2017/02/15
登録日2017/03/10
最終更新日2017/03/10