【活用ガイド】

JVNDB-2017-001450

OpenSSL にサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenSSL には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

OpenSSL は、次の脆弱性を修正したアップデートをリリースしました。

  * 再ネゴシエーション時の Encrypt-Then-Mac 拡張の扱いに起因するサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性 - CVE-2017-3733 (重要度:高)
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.9 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 1.1.0e より前のバージョン
日本電気
  • ESMPRO/ServerAgent 4.4.22-1以降 (Linux)
  • ESMPRO/ServerAgentService 全バージョン (Linux)
  • SystemDirector Enterprise

Encrypt-Then-Mac 拡張の対応が実装されたのは 1.1.0 以降であり、本脆弱性は 1.0.2 系には影響ありません。

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

使用する ciphersuite に依存しますが、OpenSSL を使用しているサーバやアプリケーションが、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
本脆弱性を修正した OpenSSL 1.1.0e がリリースされています。
ベンダ情報

OpenSSL Project 日本電気
  • NEC製品セキュリティ情報 : NV17-020
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-3733
参考情報

  1. JVN : JVNVU#90017300
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-3733
更新履歴

  • [2017年02月20日]
      掲載
    [2017年10月03日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日本電気 (NV17-020) を追加
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2017-3733) を追加
    [2018年02月07日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報 (NV17-020) の更新に伴い内容を更新