【活用ガイド】

JVNDB-2017-001055

PHP の Zend/zend_hash.c における任意のコードを実行される脆弱性

概要

PHP の Zend/zend_hash.c は、大きな配列の割り当てが要求される特定のケースを誤って処理するため、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (整数オーバーフロー、初期化されていないメモリアクセスおよび任意のデストラクタ関数ポインタの使用) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 7.0.15 未満
  • PHP 7.1.1 未満の 7.1.x

想定される影響

リモートの攻撃者により、巧妙に細工されたシリアル化されたデータを介して、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (整数オーバーフロー、初期化されていないメモリアクセスおよび任意のデストラクタ関数ポインタの使用) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 整数オーバーフローまたはラップアラウンド(CWE-190) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-5340
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-5340
更新履歴

  • [2017年01月23日]
      掲載