【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2017-001053

GigaCC OFFICE におけるメール送信処理に使用される Apache Velocity テンプレートエンジンの設定不備の脆弱性

概要

日本ワムネット株式会社が提供する GigaCC OFFICE は、オンラインストレージ機能を提供するソフトウェアです。
GigaCC OFFICE には、メール送信処理に使用される Apache Velocity テンプレートエンジンの設定不備の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者と下記の方が連携してJPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: NSHC Pre., Ltd. Dongjoo Ha 氏 および Heaeun Moon 氏、株式会社リクルートテクノロジーズ 吉川 允樹 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


日本ワムネット株式会社
  • GigaCC OFFICE ver.2.3 およびそれ以前

詳しくは、開発者が提供する情報 をご確認ください。
想定される影響

細工されたメールテンプレートを使用してメール送信処理を行うことで、サーバ上で任意の OS コマンドを実行される可能性があります。
対策

[最新版にアップデートし、パッチを適用する]
開発者が提供する情報をもとに、GigaCC OFFICE ver.2.3 にアップデートした上で、対応したパッチを適用してください。
詳しくは、開発者が提供する情報をご確認ください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation 日本ワムネット株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-7844
参考情報

  1. JVN : JVNVU#91417143
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-7844
更新履歴

  • [2017年01月20日]
      掲載
  • [2018年02月28日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2016-7844) を追加