【活用ガイド】

JVNDB-2016-008415

Ubuntu 上で稼動する ntp パッケージの crontab スクリプトにおける任意のファイルに書き込まれる脆弱性

概要

Ubuntu 上で稼動する ntp パッケージの crontab スクリプトには、任意のファイルに書き込まれ、その結果、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 12.04 LTS
  • Ubuntu 14.04 LTS
  • Ubuntu 16.04 LTS

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報をご確認ください。
想定される影響

ntp アカウントへのアクセス権を持つローカルユーザにより、統計ディレクトリ (statistics directory) のクリーンアップに関する問題によって、任意のファイルに書き込まれ、その結果、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-0727
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-0727
更新履歴

  • [2017年05月17日]
      掲載