【活用ガイド】

JVNDB-2016-006616

PHP の ext/wddx/wddx.c の php_wddx_push_element 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PHP の ext/wddx/wddx.c の php_wddx_push_element 関数には、サービス運用妨害 (境界外読み取りおよびメモリ破損) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.6.29 未満
  • PHP 7.0.14 未満の 7.x

想定される影響

リモートの攻撃者により、wddxPacket XML ドキュメントの空のブーリアン (Boolean) 要素を介して、サービス運用妨害 (境界外読み取りおよびメモリ破損) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外読み取り(CWE-125) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-9935
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-9935
更新履歴

  • [2017年01月16日]
      掲載