【活用ガイド】

JVNDB-2016-006435

Oracle MySQL およびその他のデータベースの mysqld_safe における root 権限を取得される脆弱性

概要

Oracle MySQL、MariaDB、Percona Server、および Percona XtraDB Cluster の mysqld_safe には、ファイルベースのログインを使用する際、root 権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.0 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


MariaDB Corporation Ab.
  • MariaDB
Percona
  • Percona Server 5.5.51-38.2 未満
  • Percona Server 5.6.32-78-1 未満の 5.6.x
  • Percona Server 5.7.14-8 未満の 5.7.x
  • Percona XtraDB Cluster 5.5.41-37.0 未満
  • Percona XtraDB Cluster 5.6.32-25.17 未満の 5.6.x
  • Percona XtraDB Cluster 5.7.14-26.17 未満の 5.7.x
オラクル
  • MySQL 5.5.51 およびそれ以前
  • MySQL 5.6.32 およびそれ以前
  • MySQL 5.7.14 およびそれ以前

想定される影響

mysql アカウントへのアクセス権を持つローカルユーザにより、エラーログおよびその他のファイルへのシンボリックリンク攻撃を介して、root 権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MariaDB Corporation Ab. Percona オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-6664
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-6664
  2. 関連文書 : MySQL-Maria-Percona-RootPrivEsc-CVE-2016-6664-5617-Exploit
更新履歴

  • [2016年12月28日]
      掲載