【活用ガイド】

JVNDB-2016-006325

Joyent SmartOS の Hyprlofs ファイルシステムにおけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Joyent SmartOS の Hyprlofs ファイルシステムの Ioctl システムコールの HYPRLOFS_ADD_ENTRIES コマンドには、ネイティブファイルシステムの処理の際に、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2016-9034 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.0 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Joyent, Inc.
  • SmartOS 20161110T013148Z

想定される影響

攻撃者により、巧妙に細工された入力を介して、nm 変数内でバッファオーバーフローを引き起こされ、その結果、メモリの境界外アクセスおよび権限昇格の可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Joyent, Inc. シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 古典的バッファオーバーフロー(CWE-120) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-9032
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-9032
更新履歴

  • [2016年12月21日]
      掲載

公表日2016/12/12
登録日2016/12/21
最終更新日2016/12/21