【活用ガイド】

JVNDB-2016-006251

PostgreSQL におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PostgreSQL には、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態にされる、重要なメモリ情報を取得される、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.3 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 8.0
PostgreSQL.org
  • PostgreSQL 9.1.23 未満
  • PostgreSQL 9.2.18 未満の 9.2.x
  • PostgreSQL 9.3.14 未満の 9.3.x
  • PostgreSQL 9.4.9 未満の 9.4.x
  • PostgreSQL 9.5.4 未満の 9.5.x

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、(1) 他の CASE 式の test 値の副次式に含まれる CASE 式、または、(2) 他の型の値に関連する CASE 式に対して使用される等価演算子を実装する SQL 関数の埋め込みを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態にされる、重要なメモリ情報を取得される、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian PostgreSQL.org レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-5423
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-5423
更新履歴

  • [2016年12月16日]
      掲載