【活用ガイド】

JVNDB-2016-006150

QEMU の hw/usb/hcd-xhci.c の usb_xhci_exit 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

QEMU (別名 Quick Emulator) の hw/usb/hcd-xhci.c の usb_xhci_exit 関数には、xhci が msix を使用する場合、メモリリークにより、サービス運用妨害 (メモリ消費および QEMU プロセスクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Fabrice Bellard
  • QEMU

想定される影響

ローカルのゲスト OS 管理者により、USB デバイスのプラグを繰り返し抜かれることで、サービス運用妨害 (メモリ消費および QEMU プロセスクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fabrice Bellard
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 有効なライフタイム後のリソースの解放の欠如(CWE-772) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-7466
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-7466
更新履歴

  • [2016年12月13日]
      掲載

公表日2016/09/13
登録日2016/12/13
最終更新日2016/12/13