【活用ガイド】

JVNDB-2016-006082

IBM Security QRadar SIEM におけるデータを変更される脆弱性

概要

IBM Security QRadar SIEM は、Web ルート配下の不特定のディレクトリに脆弱なパーミッションを使用するため、データを変更される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-275: Permission Issues (パーミッションの問題) と識別されています。
https://cwe.mitre.org/data/definitions/275.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Security QRadar SIEM 7.1 MR2 Patch 13 未満の 7.1
  • IBM Security QRadar SIEM 7.2.7 未満の 7.2

想定される影響

ローカルユーザにより、ファイルに書き込まれることで、データを変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パーミッションの問題(CWE-275) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-2877
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-2877
更新履歴

  • [2016年12月02日]
      掲載