【活用ガイド】

JVNDB-2016-006081

IBM Security QRadar SIEM における root アクセス権を取得される脆弱性

概要

IBM Security QRadar SIEM は、不特定のプロセスを不正な権限レベルで実行するため、root アクセス権を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 8.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Security QRadar SIEM 7.1 MR2 Patch 13 未満の 7.1
  • IBM Security QRadar SIEM 7.2.7 未満の 7.2

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、コマンド挿入の問題を利用されることで、root アクセス権を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
  2. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-2876
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-2876
更新履歴

  • [2016年12月02日]
      掲載