【活用ガイド】

JVNDB-2016-005865

Teradata Studio Express の studioexpressinstall におけるシステムファイルを上書きされる脆弱性

概要

Teradata Studio Express のインストールスクリプト studioexpressinstall は、安全でない方法で /tmp 配下にファイルを作成するため、システムファイルを上書きされる、または権限を昇格される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Teradata Corporation
  • Teradata Studio Express 15.12.00.00

想定される影響

悪意のあるローカルユーザにより、/tmp にシンボリックリンクを作成されることで、システムファイルを上書きされる、または権限を昇格される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Teradata Corporation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
  2. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-7490
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-7490
  2. 関連文書 : /tmp race condition in Teradata Studio Express v15.12.00.00 studioexpressinstall
更新履歴

  • [2016年11月15日]
      掲載

公表日2016/10/03
登録日2016/11/15
最終更新日2016/11/15