【活用ガイド】

JVNDB-2016-005737

Data Processing Card 2 を伴う Cisco ASR 5000 シリーズルータの StarOS における加入者セッションの一部を切断される脆弱性

概要

Data Processing Card 2 (DPC2) を伴う Cisco ASR 5000 シリーズルータの StarOS の Slowpath には、加入者セッションの一部 (subset) を切断され、その結果、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCvb12081 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 18.0.0
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 18.0.0.57828
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 18.0.0.59167
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 18.0.0.59211
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 18.0.L0.59219
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 18.1 Base
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 18.1.0
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 18.1.0.59776
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 18.1.0.59780
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 18.3 Base
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 18.3.0
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 18.4.0
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 19.0.1
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 19.0.M0.60737
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 19.0.M0.60828
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 19.0.M0.61045
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 19.1.0
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 19.1.0.61559
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 19.2.0
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 19.3.0
  • Cisco ASR 5000 シリーズソフトウェア 20.0.0
  • Cisco ASR 5500 ルータ

StarOS 18.0 またはそれ以降が動作する Data Processing Card 2 (DPC2) を伴う上記製品が、本脆弱性の影響を受けます。
想定される影響

第三者により、加入者セッションの一部 (subset) を切断され、その結果、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-6455
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-6455
更新履歴

  • [2016年11月08日]
      掲載