【活用ガイド】

JVNDB-2016-005562

複数の Linux ディストリビューションの Tomcat パッケージにおける root 権限を取得される脆弱性

概要

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7、Fedora、CentOS、Oracle Linux、およびその他の Linux ディストリビューションの Tomcat パッケージは、/usr/lib/tmpfiles.d/tomcat.conf に脆弱なパーミッションを使用するため、root 権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Tomcat
オラクル
  • Oracle Linux

想定される影響

ローカルユーザにより、tomcat グループのメンバーシップを利用されることで、root 権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-5425
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-5425
更新履歴

  • [2016年10月24日]
      掲載
    [2016年12月05日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Linux Bulletin - October 2016) を追加