【活用ガイド】

JVNDB-2016-005465

wolfSSL の AES 暗号および復号の C ソフトウェアの実装における AES 鍵を取得される脆弱性

概要

wolfSSL (旧 CyaSSL) の AES 暗号および復号の C ソフトウェアの実装には、AES 鍵を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


MariaDB Corporation Ab.
  • MariaDB 10.0.28 未満
wolfSSL Inc.
  • wolfSSL 3.9.10 未満
オラクル
  • MySQL 5.5.52 およびそれ以前
  • MySQL 5.6.33 およびそれ以前
  • MySQL 5.7.15 およびそれ以前

想定される影響

ローカルユーザにより、キャッシュバンク (cache-bank) 時間の差異を利用されることで、AES 鍵を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MariaDB Corporation Ab. wolfSSL Inc. オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-7440
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-7440
更新履歴

  • [2016年10月21日]
      掲載
    [2016年12月27日]
      タイトル:内容を更新
      概要:内容を更新
      CVSS による深刻度:内容を更新
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      想定される影響:内容を更新
      ベンダ情報:MariaDB Corporation Ab. (MariaDB 10.0.28 Release Notes) を追加
      ベンダ情報:wolfSSL Inc. (wolfSSL 3.9.10 Vulnerability Fixes) を追加
      ベンダ情報:wolfSSL Inc. (wolfSSL 3.9.10: 脆弱性対応のお知らせ) を追加
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新
      公表日:公表日を更新