【活用ガイド】

JVNDB-2016-005426

SAP SLD Registration Program におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

SAP SLD Registration Program (別名 SLDREG) には、サービス運用妨害 (メモリ破損およびプロセスの終了) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を SAP Security Note 2125623 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


SAP
  • SAP SLD Registration

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工された HOST パラメータを介して、サービス運用妨害 (メモリ破損およびプロセスの終了) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

SAP
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-3638
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-3638
  2. 関連文書 : Analyzing SAP Security Notes August 2015 Edition
  3. 関連文書 : Onapsis Security Advisory ONAPSIS-2016-005: SAP SLDREG memory corruption
更新履歴

  • [2016年10月20日]
      掲載

公表日2016/09/22
登録日2016/10/20
最終更新日2016/10/20