JVNDB-2016-005425
|
Linux Kernel の include/net/tcp.h の tcp_check_send_head 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
|
Linux Kernel の include/net/tcp.h の tcp_check_send_head 関数は、データコピーの失敗後、特定の SACK 状態を適切に維持しないため、サービス運用妨害 (tcp_xmit_retransmit_queue の解放済みメモリの使用 (use-after-free) およびシステムクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-416: Use After Free (解放済みメモリの使用) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/416.html
|
CVSS v3 による深刻度 基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 低
- 利用者の関与: 不要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度 基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 全面的
|
|
Linux
|
|
ローカルユーザにより、巧妙に細工された SACK オプションを介して、サービス運用妨害 (tcp_xmit_retransmit_queue の解放済みメモリの使用 (use-after-free) およびシステムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
|
ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
|
Linux
レッドハット
|
- 解放済みメモリの使用(CWE-416) [NVD評価]
|
- CVE-2016-6828
|
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-6828
|
|