【活用ガイド】

JVNDB-2016-005170

SAP Netweaver の SCTC サブパッケージの複数の関数における任意のコマンドを実行される脆弱性

概要

SAP Netweaver の SCTC サブパッケージの (1) SCTC_REFRESH_EXPORT_TAB_COMP、(2) SCTC_REFRESH_CHECK_ENV、および (3) SCTC_TMS_MAINTAIN_ALOG 関数には、任意のコマンドを実行される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を SAP Security Note 2260344 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.1 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


SAP
  • SAP NetWeaver 7.40 SP 12

想定される影響

特定のパーミッションを持つリモート認証されたユーザにより、CALL 'SYSTEM' ステートメントに関する問題によって、任意のコマンドを実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

SAP
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-7435
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-7435
  2. 関連文書 : Analyzing SAP Security Notes March 2016 (2260344)
  3. 関連文書 : Onapsis Security Advisory ONAPSIS-2016-041: SAP OS Command Injection in SCTC_REFRESH_EXPORT_TAB_COMP
  4. 関連文書 : Onapsis Security Advisory ONAPSIS-2016-042: SAP OS Command Injection in SCTC_REFRESH_CHECK_ENV
  5. 関連文書 : Onapsis Security Advisory ONAPSIS-2016-043: SAP OS Command Injection in SCTC_TMS_MAINTAIN_ALOG
更新履歴

  • [2016年10月13日]
      掲載

公表日2016/03/08
登録日2016/10/13
最終更新日2016/10/13