【活用ガイド】

JVNDB-2016-005149

Cisco IOS および IOS XE の DNS フォワーダにおけるプロセスメモリから重要な情報を取得される脆弱性

概要

Cisco IOS および IOS XE の DNS フォワーダには、プロセスメモリから重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (データ破損またはデバイスリロード) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCup90532 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.1 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 8.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.0 から 12.4
  • Cisco IOS 15.0 から 15.6
  • Cisco IOS XE 3.1 から 3.15

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された DNS レスポンスを介して、プロセスメモリから重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (データ破損またはデバイスリロード) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-6380
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-6380
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-16-287-04
更新履歴

  • [2016年10月13日]
      掲載
    [2016年11月10日]
      参考情報:ICS-CERT ADVISORY (ICSA-16-287-04) を追加