【活用ガイド】

JVNDB-2016-005136

Cisco 7600 および Catalyst 6500 デバイスの Supervisor Engine 32 および 720 モジュール上で稼動する Cisco IOS におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Cisco 7600 および Catalyst 6500 デバイスの Supervisor Engine 32 および 720 モジュール上で稼動する Cisco IOS は、TCAM の共有 ACL の特定のオペレータ、フラグ、およびキーワードを誤って処理するため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCuy64806 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.2(33)SXJ9

想定される影響

第三者により、フィルタによって認識されているはずのパケットを送信されることで、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-6422
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-6422
更新履歴

  • [2016年10月12日]
      掲載