【活用ガイド】

JVNDB-2016-005062

LibTIFF の tiff2rgba ツールの tif_predict.c の fpAcc 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

LibTIFF の tiff2rgba ツールの tif_predict.c の fpAcc 関数には、サービス運用妨害 (ゼロ除算エラー) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-369: Divide By Zero (ゼロ除算) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/369.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


LibTIFF
  • LibTIFF 4.0.6 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された TIFF 画像を介して、サービス運用妨害 (ゼロ除算エラー) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

LibTIFF
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. ゼロ除算(CWE-369) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-3622
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-3622
  2. 関連文書 : CVE-2016-3622 libtiff: Divide By Zero in the tiff2rgba tool
更新履歴

  • [2016年10月05日]
      掲載

公表日2016/04/07
登録日2016/10/05
最終更新日2016/10/05