【活用ガイド】

JVNDB-2016-004853

libarchive におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

libarchive は、再帰的な解凍数を制限しないため、サービス運用妨害 (メモリ消費およびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


libarchive
  • libarchive 3.2.0 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop (v. 7)
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node (v. 7)
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node EUS (v. 7.2)
  • Red Hat Enterprise Linux Server (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux Server (v. 7)
  • Red Hat Enterprise Linux Server AUS (v. 7.2)
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS (v. 7.2)
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation (v. 6)
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation (v. 7)

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された gzip ファイルを介して、 サービス運用妨害 (メモリ消費およびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

libarchive レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-7166
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-7166
更新履歴

  • [2016年09月27日]
      掲載

公表日2016/02/22
登録日2016/09/27
最終更新日2016/09/27