【活用ガイド】

JVNDB-2016-004829

Xen におけるハイパーバイザのメモリを上書きされる脆弱性

概要

Xen には、ハイパーバイザのメモリを上書きされ、その結果、ホスト OS の権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.2 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Xen プロジェクト
  • Xen 4.5.3
  • Xen 4.6.3
  • Xen 4.7.x

想定される影響

ローカルの HVM ゲスト OS 管理者により、エミュレーション中の命令ポインタのトランケーションの誤った処理を利用されることで、ハイパーバイザのメモリを上書きされ、その結果、ホスト OS の権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Xen プロジェクト シトリックス・システムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-7093
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-7093
更新履歴

  • [2016年09月26日]
      掲載