【活用ガイド】

JVNDB-2016-004787

PHP の ext/intl/msgformat/msgformat_format.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PHP の ext/intl/msgformat/msgformat_format.c は、ICU ライブラリの Locale クラスに提供されたロケールの長さを適切に制限しないため、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.6.26 未満
  • PHP 7.0.11 未満の 7.x

想定される影響

第三者により、過度に長い最初の引数を伴う MessageFormatter::formatMessage コールを介して、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-7416
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-7416
更新履歴

  • [2016年09月21日]
      掲載