【活用ガイド】

JVNDB-2016-004715

Microsoft Exchange Server 2013 および 2016 におけるオープンリダイレクトの脆弱性

概要

Microsoft Exchange Server 2013 および 2016 には、オープンリダイレクトの脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Microsoft Exchange のオープン リダイレクトの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.4 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2013 の累積的な更新プログラム 12
  • Microsoft Exchange Server 2013 の累積的な更新プログラム 13
  • Microsoft Exchange Server 2016 の累積的な更新プログラム 1
  • Microsoft Exchange Server 2016 の累積的な更新プログラム 2
  • Microsoft Exchange Server 2013 SP1

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された URL を介して、ユーザを任意の Web サイトにリダイレクトされ、フィッシング攻撃を実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS16-108
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS16-108
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-3378
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-3378
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2016年9月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2016-0035
更新履歴

  • [2016年09月16日]
      掲載