【活用ガイド】

JVNDB-2016-004656

Android のメディアサーバの decoder/ih264d_api.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Android のメディアサーバの decoder/ih264d_api.c は、MB がデコードされないケースを誤って処理するため、サービス運用妨害 (デバイスハングまたはリブート) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug 29493002 として公開しています。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-284: Improper Access Control (不適切なアクセス制御) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/284.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Google
  • Android 2016-09-01 より前の 6.x

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたメディアファイルを介して、サービス運用妨害 (デバイスハングまたはリブート) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-3878
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-3878
更新履歴

  • [2016年09月14日]
      掲載