【活用ガイド】

JVNDB-2016-004543

Eye of GNOME におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Eye of GNOME (別名 eog) には、glib 2.44.1 未満とともに使用される場合、サービス運用妨害 (境界外書き込みおよびクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-787: Out-of-bounds Write (境界外書き込み) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/787.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu  16.04 LTS
  • Ubuntu  14.04 LTS
  • Ubuntu  12.04 LTS
Fedora Project
  • Fedora 24
  • Fedora 23
GNOME Project
  • Eye of GNOME 3.16.5
  • Eye of GNOME 3.17.x
  • Eye of GNOME 3.18.3 未満の 3.18.x
  • Eye of GNOME 3.19.x
  • Eye of GNOME 3.20.4 未満の 3.20.x
openSUSE project
  • openSUSE 13.2
  • openSUSE Leap 42.1

想定される影響

第三者により、GMarkup に無効な UTF-8 を渡すことに関する問題によって、サービス運用妨害 (境界外書き込みおよびクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Fedora Project GNOME Project openSUSE project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外書き込み(CWE-787) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-6855
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-6855
更新履歴

  • [2016年09月09日]
      掲載

公表日2016/08/21
登録日2016/09/09
最終更新日2016/09/09