【活用ガイド】

JVNDB-2016-004514

Adobe ColdFusion の Office Open XML 機能における任意のファイルを読まれる脆弱性

概要

Adobe ColdFusion の Office Open XML (OOXML) 機能には、任意のファイルを読まれる、またはイントラネットサーバに TCP リクエストを送信される脆弱性が存在します。

本件は、XML 外部エンティティ (XXE) の問題に関する脆弱性です。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-611: Improper Restriction of XML External Entity Reference ('XXE') (XML 外部エンティティ参照の不適切な制限) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/611.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.6 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


アドビ
  • Adobe ColdFusion 10 アップデート 21 未満の 10
  • Adobe ColdFusion 11 アップデート 10 未満の 11

想定される影響

第三者により、エンティティ参照に関連する外部エンティティ宣言を含む巧妙に細工された OOXML スプレッドシートを介して、任意のファイルを読まれる、またはイントラネットサーバに TCP リクエストを送信される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

アドビ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. XML 外部エンティティ参照の不適切な制限(CWE-611) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-4264
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-4264
更新履歴

  • [2016年09月05日]
      掲載