【活用ガイド】

JVNDB-2016-004485

MSM デバイスなどの製品用 QuIC Android コントリビューションで使用される Linux Kernel の wcnss_wlan デバイスドライバにおけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

MSM デバイスおよびその他の製品用 Qualcomm Innovation Center (QuIC) Android コントリビューションで使用される Linux Kernel の wcnss_wlan デバイスドライバの drivers/net/wireless/wcnss/wcnss_wlan.c の wcnss_wlan_write 関数には、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Google
  • Android
Linux
  • Linux Kernel 3.x

想定される影響

攻撃者により、/dev/wcnss_wlan に予期しない量のデータを書き込まれることで、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-5342
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-5342
更新履歴

  • [2016年09月01日]
      掲載
    [2016年09月30日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
    [2016年11月17日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:Google (Android のセキュリティに関する公開情報 - 2016 年 10 月) を追加