【活用ガイド】

JVNDB-2016-004415

複数の Cisco Adaptive Security Appliance デバイス上で稼動する ASA ソフトウェアにおける権限を取得される脆弱性

概要

Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) 5500、ASA 5500-X などのデバイス上で稼動する ASA ソフトウェアには、権限を取得される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCtu74257 または EPICBANANA として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco Adaptive Security Appliance ソフトウェア
  • Cisco Pix Firewall ソフトウェア

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報 cisco-sa-20160817-asa-cli をご確認ください。
想定される影響

ローカルユーザにより、不正な CLI コマンドを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コマンドインジェクション(CWE-77) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-6367
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-6367
  2. CISA Known Exploited Vulnerabilities Catalog : CVE-2016-6367
更新履歴

  • [2016年08月22日]
      掲載
  • [2024年07月08日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新
      参考情報:CISA Known Exploited Vulnerabilities Catalog (CVE-2016-6367) を追加