【活用ガイド】

JVNDB-2016-004374

PowerPC プラットフォーム上で稼動する Linux Kernel の arch/powerpc/kvm/book3s_hv_rmhandlers.S におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PowerPC プラットフォーム上で稼動する Linux Kernel の arch/powerpc/kvm/book3s_hv_rmhandlers.S には、CONFIG_KVM_BOOK3S_64_HV が有効になっている場合、サービス運用妨害 (ホスト OS 無限ループ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.7 まで

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、トランザクションの停止中に H_CEDE ハイパーコールを実行されることで、サービス運用妨害 (ホスト OS 無限ループ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-5412
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-5412
更新履歴

  • [2016年08月18日]
      掲載