【活用ガイド】

JVNDB-2016-004349

特定の カスタム PHP の設定で使用される GD Graphics Library の gd_xbm.c におけるプロセスメモリから重要な情報を取得される脆弱性

概要

特定の カスタム PHP の設定で使用される GD Graphics Library (別名 libgd) の gd_xbm.c には、プロセスメモリから重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (スタックベースのバッファアンダーリードおよびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.1 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 8.0
LibGD project
  • LibGD 2.2.0 未満
openSUSE project
  • openSUSE Leap
The PHP Group
  • PHP 5.5.x

想定される影響

攻撃者により、過度に長い名前を介して、プロセスメモリから重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (スタックベースのバッファアンダーリードおよびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian LibGD project openSUSE project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-5116
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-5116
更新履歴

  • [2016年08月17日]
      掲載
    [2016年11月21日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:openSUSE project (openSUSE-SU-2016:2363) を追加