【活用ガイド】

JVNDB-2016-004299

Microsoft Internet Explorer 10 および 11 におけるファイルを列挙される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 10 および 11 は、ファイルが存在するかどうかに応じて file:// URL を開こうとする試みに対し異なるファイルをロードするため、ファイルを列挙される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Internet Explorer の情報漏えいの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 2.5 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11
  • Microsoft Internet Explorer 11 (Windows 10)

想定される影響

ローカルユーザにより、file:// URL および HTML5 サンドボックスの iframe に関する問題によって、ファイルを列挙される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS16-095
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS16-095
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-3321
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-3321
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2016年8月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2016-0033
更新履歴

  • [2016年08月15日]
      掲載