【活用ガイド】

JVNDB-2016-004280

MSM デバイスなどの製品用 QuIC Android コントリビューションで使用される Linux Kernel の MSM QDSP6 オーディオドライバにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

MSM デバイスおよびその他の製品用 Qualcomm Innovation Center (QuIC) Android コントリビューションで使用される Linux Kernel の MSM QDSP6 オーディオドライバの sound/soc/msm/qdsp6v2/msm-audio-effects-q6-v2.c には、サービス運用妨害 (バッファオーバーリード) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-125: Out-of-bounds Read (境界外読み取り) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/125.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.x

想定される影響

攻撃者により、多数のコマンドを指定する ioctl コールを実行する巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (バッファオーバーリード) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外読み取り(CWE-125) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-2064
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-2064
更新履歴

  • [2016年08月15日]
      掲載